前回の続き
マルオ、市議会議員に出馬させられる!?
(読んでない方はクリック♪)全てのテーブルに転がる
無数の空ビン。
ほとんど無くなった一斗樽
外の中庭には力尽きた人達で
溢れる。
はい、我が街の日常です。
アルコールの地獄絵図。
そんな式から強制的に
マイクロバスに乗せられ
2次会の場所へ。
ここももちろん知り合いの店。
ここからが地獄。
生ビールサーバーを垂れ流して
公園の水道で水飲むみたいな
エリアもあれば
(原価率なんて言葉は無い)
夢のビールの水道
ズラッと並んでる酒を
左から順番に飲んでいく集団。
裸で暴れて下半身の毛を
燃やして盛り上がる集団。
皆さん、大人です。
大学生より酷い。
もうシラフの人なんて
ここにはいない100人強
国が違えば全員逮捕だろうな。
マルオも余裕の泥酔
もう歩き方がカトちゃんケンちゃん
声のボリュームが壊れて
ひたすらしゃべり続ける音量は
爆音。
遠くにいた重鎮達からウルサイと
呼び出され、テキーラ攻撃。
ここで酔った素振りを見せようものなら
福岡に帰ることは不可能。
気付けば重鎮席に座らされていたマルオ。
みんなひそひそ話が始まる。
出た。街の中心人物達が
良からぬことを企んでる時。
重鎮『おいマルオ!お前次期
市議会議員に撃って出ろ』
は?
笑ってごまかしてたら
マルオの周りに商工会、農業部会
役所関係、某有名政治家の秘書達が
集まる。
もうお前しかいないから
俺らが担ぐ。
お前は当選するから。
いやいやいやいや!!
そりゃきっとあなた達が動けば
当選するだろうよ。
けど、きっと、否、ゼッタイに
あんた達の利権の為に
矢面に立たされるヤツやんか!!
マルオ『何いってんすか~
オレ地元じゃないやないすか』
一同『住民票がここなら問題ない』
『お前の知名度と見た目で余裕でいける』
〇〇地区の議員が引退するから
そこで出馬させるから
来月までにそこに引っ越しとけ!
バカか!!俺は福岡に引っ越したばっかだ!
□□のマンションが空いてるから
そこに住んどけ
んで今の仕事辞めて久留米に戻れ
鬼のミッションやな本当に。
こんな安っすいVシネマみたいな
会話が平然とまかり通ってしまうから
田舎って怖い。
これぞ、THE組織票ってやつ。
笑ってるのマルオだけで
残りはみんな真顔。
ウソやろ
政治って怖いな~
結局地元の主クラスが動かしてるんだ。
マルオが政治家になったのを
想像してご覧よ
ジョンレノンでも
イメージできんぜ。
余裕でニュース一面で
逮捕記事を飾れちゃう。
なんならトカゲのしっぽ切りで
マルちゃん、消えるの巻
にもなり兼ねない
酔っ払いの戯言と流そうにも
関係者がどんどん集まって
聞いた事ない会話が続く。
おしっこに立とうにも逃がさんと
ばかりの圧。
地元の権力者達、怖いよー
あ、反社会勢力の人達なんて
いませんよ。
みんな肩書はスゲーメンツ。
なんで俺なんだろう。
このまま行けばまかり通ってしまう。
どうにかして打開せねば。
この状況を突破するには
1つしか無い
もう我慢できずにマルオが取った行動とは!!
突如床に寝転んで
こぼれてたお酒を舐め始める!!
一同爆笑。
もれなくインスタのストーリー配信。
こんなことまでして
逃げ帰りましたとさ♪
マルオはJOYGROUPにおるよ~♪
系列店舗、システム管理部、
マネージャー、チェアマンによる
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